こんにちは、kokokakuです。
いつもご覧下さりありがとうございます。
子育てで『待つ』ことは大事。
とはいえ、しつけをしないで待ったらどうなるの!?
それはやってみないとわからない。
でも普通は待つことなんて中々できるもんじゃないですよね。
わが家では、色んな条件が重なり合って、結果『究極まで待つ子育て』になりました。
「待ったらどうなるの」の結果、ここにあります!!
といったかんじでこれからもせっせとその経緯と結果をお伝えしていきます!
と言った矢先なのですが、今日は『待てずに大後悔した2つの失敗のうちのひとつ』である
ネンネトレーニング
についてのお話にしたいと思います。
(´Д`)ハァ…。
たけるの乳児期
たけるは母乳以外を受け付けない赤ちゃんで、とにかくよく飲む子でした。
完全母乳のママにとっては、夜中に頻繁に起こされての授乳って心身ともに負担が大きいですよね。
私もさすがにまいってしまう日もありました。
生後4か月くらいになったら夜中の授乳のペースも減るのかな・・・そう期待しましたが、たけるは生後6か月になっても夜中に、3時間おきくらいに
「にゃーーー」.
お乳のために起きるというよりは、寝ぼけて「にゃー」と半覚醒状態になり、授乳で安心を得て寝付くといったかんじでした。
夜泣きはあってもひどくはなかったのが幸いでしたが、3時間ごとの「にゃー」には
「いつまで続くの~~」
という思いでした。
救いを求めて本を買った
あの本を買ったのは、生後7か月の頃だったでしょうか。
表紙さえもトラウマになっている・・・。
胸がザワザワして締め付けられそうになる。
書名を載せるのは控えますが、
Amazonの紹介ページに書いてある、
「夜泣きのひどい赤ちゃんもすぐに夜通し眠るようになる」
「魔法のような手法」
この言葉が魅力的すぎたのです。
カリスマ・ナニーの言う通りにやってみたんだけど
この本には、とても参考になる有益な情報ももちろん豊富です。
しかし、その中で大後悔をもたらした内容が、「夜通し眠ってくれるようになるための」方法、つまり俗に言う『ネンネ・トレーニング』でした。
その方法というのは、覚悟を決めたその日から、快適に整えて暗くした部屋のベビーベッドに赤ちゃんをひとり寝かせ、泣いても応じなくするというもの。
はじめは適度に部屋へ行き、安心させるのですが、またひとりにします。
そうやって慣れさせていくらしいのです。
この時に肝心なのが、抱っこで寝付かせるのではダメ、必ず赤ちゃんが起きた状態で
部屋を去ることです。
たくさんの実例が載っていて、かなり手を焼き時間がかかった子のことも書かれていますが、カリスマ・ナニーの手にかかれば、最終的にはどんな子もひとりで眠るようになります。
しかも、
「自立した子に育つ」
「精神科医や心理の専門家から批判があるが、みな問題なく育っている」
というではありませんか。
それどころかいつまでも授乳や添い寝を続けていたら、いつまでたっても自立できないというわけです。
とんでもない!!
ごめんなさい。
今は心理の知識や経験を積んでわかってしまいまいました。
大きい声では言いづらいので、小さめに言いますね。
「これは虐待です」。
大事なことはやっちゃだめなタイプの子がいるってことなのです。
泣いても応じてもらえないために、泣かない・おとなしい赤ちゃんになった子を「サイレントベビー」と呼ぶのはご存知でしょうか。
私がクライアントさんから聞く言葉で意外と多く共通していて驚いたのが
「手のかからないおとなしい子だったと言われるんです」
というもの。
でもよくよく聞くと「生まれてすぐは1か月泣き止まなくて大変だったと母が言っていた」とか、「泣いてもすぐに抱き上げちゃいけないって時代だったから放っていたと言っていた」という情報が出てきたりします。
つまり、「泣く」ことでしか訴えることのできない赤ちゃん時代に、無視されたり突き放されたりすることで、「泣くこと」つまり「感情=自分」を封印してしまうのです。
「サイレントベビー」には隠された怒り・恨みがつきまとい、大人になってもそれは消えません。
ほら、赤ちゃんの泣き声で胸がザワザワしたり、耐えがたい感じに襲われたりしたことってありませんでしたか?
実はそれ、ママの乳幼児時代に「泣くことで無視されたり」、「嫌な顔されたり」、「怒られたり」して染みついた「泣くことへのネガティブなイメージ」がわが子の泣き声で呼び起こされるから。
そんな一面もあるのです。
今ならわかるのです。
でも当時は知らなかった。
魅力的な言葉だけキャッチして、期待を胸に覚悟しました。
書いてある通りのプランで進める予定で始めました。
いざネントレ決行!とその結果
では回想しますね。
1日目、心を鬼にしたので、きっと本当に鬼でしかなかった。
夜中起きて泣き叫ぶたけるの声に耐えながら、決められた時間待ってから部屋に入り、抱っこして安心させる、だけど眠りにつく前に部屋をでなければならず、泣き叫ぶたける。
「本当にこれでいいのだろうか・・・。諦めて泣かなくなったら夜通し寝てくれる。それはわかるけど、耐えられるかな・・・」
そういう思いで翌朝を迎えました。
日中、たけるには特に変わった様子は見られませんでした。
異変は夕方起こりました。
夕食の支度中、その日は何かで遊んでいたたける。
気が付くとやたらと静かだったんです。
ふとたけるを見ると、ボーッとしています。
まるで魂が抜けたみたいに。
たける、熱が出ていたのです。
熱はたけるの心のダメージを表していたに違いありません。
ダメージを訳すと「損害」「被害」「損傷」。
その影響は大人の想像以上のものといえます。
たけるはママにいっぱい愛されるために生まれてきた。
そして、ママに本当の愛を教えるために生まれてきた。
だから絶対にこんな悲しいことしちゃいけない。
そう思ってもうやめました。
その後の睡眠の経過
- たけるの夜中の「にゃー」は、ゆっくりゆっくりのペースで間隔が広がっていき、1歳くらいまでは続きました。
- 1歳代で授乳をやめてからは、日に一回は夜泣きがあるものの、それ以外は夜通し寝るようになりました。
- ほとんど夜泣きがなくなったのは6歳頃かな?
- 7歳(もうすぐ8歳)の今、寝ぼけはあっても夜泣きはもうありません。
- ちなみに寝るときは今でも一緒です。
夜通し寝る時期はちゃんと自然とくるんですよね。
おわりに
というわけで、大失敗、大後悔のネンネにまつわるお話でした。
夜中の授乳や夜泣きって、本当に大変なママにとっては、精神的にも追い込まれるつらいものなんですよね。
それでもコントロールできないのが「生命」。
子どもがダメージを受けやすい気質ならなおさら、後になって後悔することに。
ですので、同じ気質の子を持つ方々の後悔を、この記事によって未然に防げたら嬉しいです。
今現在、赤ちゃんの睡眠で大変なママを、心から応援します!!
さいごまでお読みくださりありがとうございました。