こんにちは、kokokakuです。
ご訪問くださいましてありがとうございます。
さて、究極の“待つ”子育てシリーズですが、6回目のお話は
『ボクへの手出し口出し禁止令!編』です。
これは、実行することが中々難しいものでしたが、息子たけるの意志は強く固く、ママとしてもあっち行きこっち行きしながら何とか貫いてきたポリシーです。
あっち行きこっち行きというのは、ママである私の心の中がネガティブな感情で詰まっていたり、小さい頃愛情やスキンシップが不足して心や身体にスカスカ感があったことで、“待つ”とか“受け止める”ということが難しくなってしまっていたためでした。
【究極】と題しているだけあって、わが家の例は極端だと思います。
子育ての環境や、子どもさんの個性はそれぞれ。
ですのでけっして同じ【究極】をすすめているのではなく、極端な例とその結果を知ることで、子育てに『ま、いっか』と楽になってもらえる場面が増えたらいいなと思って書いています。
なお、はじめて訪問してくださった方は、シリーズ初回の記事を合わせてご覧いただけると安心です。
「あっ!」って言ったら怒られるから
最初にたけるの意志の強さを感じたのは1歳の、歩くのに慣れてきた頃。
1歳だとすぐに転びそうになりますよね。
ママは思わず
「あっ」
って声が出てしまいます。
す~る~と~、
「あーー!!」
と大きな反発の声。
はい。
たけるは、「反応するな!」という意味の意志表示をするのです。
転んだ時もそうで、すぐに駈け寄ったり、「痛かったね」とか言われるのもイヤ!
なのでいつも見て見ぬふり、気づかないふりしてました。
こうだったのですが、みなさまのお子さんはいかがですか?
もちろん痛すぎたり、怪我したりの時は泣いて抱っこを求めてきますし、そんな時は
「痛かったね~、よしよし」
と言ってもらいたい。
それがたけるでした。
干渉の悪影響
実は、子どもの多くは、干渉が大嫌い。
過保護・過干渉という言葉がありますが、過度じゃなくてもけっこうイヤ。
過度だったら絶対イヤだし、健康な心の発達や人格の形成に悪影響がもたらされます。
なおその悪影響とは、その子の気質によっても表れ方が違います。
ある子は多動気味に
ある子は主体性の欠如
ある子はイライラ
ある子は感情麻痺
表れ方は本当に様々なのです。
イヤイヤ期
大変なのはイヤイヤ期ですよね。
イヤイヤ期についてはまた別の機会に取り上げますが、
この時期の“待つ”は、まさに【究極の試練】でした。
まさに今がその時期、というママ、もしくはそこを通ってこられたママには、想像つきますよね。
はい、同じです。
だけど第一次反抗期と呼ばれるこの時期こそ、メキメキ “その子らしさ”だとか主体性、自立の芽が育つ時なんですよね。
NGワード
基本的に、自分のもの、自分の空間、自分のペース、自分のやり方への侵入や介入はNO !
「こうしたら?」
「こうしてみたら?」
「それはやめた方がいいんじゃない」
「やらないで」
「早くして」
NGワードだらけでした。
NGワードを出しちゃったら・・・?
無視か怒るか泣くか泣き叫ぶのどれかです。
物を投げる子
「うちの子物を投げるんです」とママたちからよく聞くのですが、
まだうまくしゃべれない子どもさんが物を投げるのは、意外とこの
「手出し口出ししないで!」
「ボク(わたし)のもの・空間・ペース・やり方を尊重して見守って!」
という言葉にならない声が表れている場合が多いのです。
そんなことわかってる!んだけど、そうもいかない場面や場所、ママの虫の居所ってあるんですよね。
ちなみに、私の周りだけでしょうか?おじいちゃんやおばあちゃんのおうちで物を投げる子が多いのですが、みなさんはいかがでしょう。
子どもさんからすれば、「干渉する方が悪い!」であっても、
「物を投げないようにちゃんとしつけしないと」
とか
「ストレス溜めさせてるんじゃないの?」
などと言われてイライラ・モヤモヤするママも少なくありません。
そういう場合ははっきりと、
「子どもは手出し口出しを嫌がるの。この子の意志を尊重して、ただただ見守る子育てをしたいの」
的な自己主張ができると幸いです。
それでも干渉は治まらないかもしれないですが
「物を投げるのは子どもさんのせいでもママのせいでもない!」
それがはっきりするだけで心はずっと楽になります。
待った結果
そんなこんなでNGワードを封印するばかりでなく、
「こうなったらいいのに」
「こうしてくれたらいいのに」
という期待的な見えない干渉にも極力注意してきた結果・・・
7歳(もうすぐ8歳)のたけるは、自己肯定感、自信がたっぷり。
一方で、そんなたけるだから学校に行かない選択をすることになってますので、その点はどうしても頷けない方や心配になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこのところはたけるのHSC的な気質・特性の部分もかなり大きいですので、詳しくは過去記事をご参照下さい。
何よりも結果として特筆するべきことは、たけるの姿を通して、ママである私が本当の自分らしさを取り戻せたことです。
つまり、
「嫌なことを嫌と言っていいんだ」
「怒りが湧くのは自分が悪いんじゃなくて、相手が種を蒔いている場合があるんだ」
「自己主張していいんだ」
「自分の軸で生きていいんだ」
という気付きが、いつの間にか自分の中に埋め込まれて、楽に自由になったこと。
これが『手出し口出しに耐えて見守ってきた』ことで得られた一番の宝物なのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
兄弟育児なんてしてたら・・・
共働きだったら・・・
実家で祖父母と同居だったら・・・
ですよね、どこの家庭も同じようにはなりません。
あくまでも、たけるの『待ったらどうなるか』の結果が、ママたちの『思うようにいかない時』のモヤモヤを少しでも吹き飛ばすきっかけになったらな、という思いです。
以上でした。
子育てが安心で楽しいものになりますように☆彡
さいごまでお読みくださりありがとうございました。