こんにちは、kokokakuです。
みなさんは『すべり台』、何歳で滑り始めましたか?
そんなこと覚えていないくらい、すべり台って当たり前に滑ってきたのではないでしょうか。
もちろん私も、すべり台を初めて滑った日がいつだったかとか、どんな気持ちだったかなんて全く覚えていません。
では、お子さんはどうでしたか?
はじめてのすべり台、どんなふうだったでしょう。
うちの息子たけるは、すべり台もこれまた怖がり慎重派でした。
「まさか、すべり台を滑らない子がいるとは!」
考えもしなかった“すべり台拒否”。
だからって別にどうってことないのですが、このことを通して
『子どもにもいろんなタイプがあるなぁ』
『子どものタイプによって気持ちや対応も変わってくるなぁ』
と考えたので、
【究極の“待つ”子育て】8回目は『すべり台編』で行ってみます。
*初めてご覧下さる方は、1回目の記事にてこのシリーズのコンセプトをご覧いただけたら安心です。
それでは、よろしくお願いいたします。
たけるとすべり台
2歳
のぼるのは好き。でも滑りません。
お膝に乗せて一緒に滑るのも好みません。
まぁいいや。
3歳
やっぱりまだ滑りません。
「大丈夫だよ」
と言っても絶対滑りません。
まぁいいや。
4歳
みんな、小さい子も楽しそうに滑ります。
お友だちのママが言います。
「たけるくんも滑りなよ~!」
たけるは首を振ります。
4歳ですべり台を怖がるなんて、どうしてだろう・・・。
負けず嫌いで何にでも果敢に挑戦したママの小さい頃では考えられません。
胸がキュンとして、ちょっと寂しい気持ちを隠しておうちに帰りました。
私はパパに言いました。
「4歳でもすべり台怖がるものなんだね。みんな滑っているのにね」
パパは言いました。
「たけるは、感覚が麻痺していないんだよ。本当はそういう子、もっといるかもしれないよ」
私は思いました。
「そうかもしれない。人によっては最初は怖い。慣れればなんともないから忘れるけど、『怖い、だからやりたくない』って気持ちは案外尊重されずに、大丈夫 大丈夫って背中を押されるんだよね。うんうん、ジェットコースターもお化け屋敷も絶対イヤだったのに無理やりだったもんね。」
それからパパは言いました。
「好奇心が恐怖心を上回る時が必ずくる。たけるの内側から湧いてくる好奇心によって『やりたい』と思った時に挑戦する、それを待ちたい」
それは良い考えだ!と思い、気持ちが軽くなりました。
5歳
その日は突然やってきました。
「滑ろうかな」
最初は慎重に、シュー。
「あれ?」
たけるは拍子抜けしたように、そして誇らしげに
「なんだ!こんなかんじなんだ」
と言いました。
それから、何度も何度も、のぼっては滑りました。
好奇心とタイミング
たけるはやっぱり『機が熟した時がその時』タイプ。
感受性が強く、想像力が豊かすぎるので、「怖そう」というイマジネーションも普通より豊かすぎます。
だから機が熟すのにも時間がかかるようなのです。
そういう子、実は意外と少なくないようです。
みなさんのおうちではいかがですか?
- ①物おじせず、何にでもトライして楽しめるタイプ?
- ②兄弟姉妹やお友だちができていることは自分も早くできるようになりたい、と頑張って挑むタイプ?
- ③頑張って挑むけど、あんまり器用じゃないタイプ?
- ④マイペースたけるタイプ?
それからママ・パパのみなさんはどんなタイプのお子さんでしたか?
私は①か②でした。
だから、わが子が④だったので、??? がいっぱいでした。
自分は自分、子どもは子ども、気質も感受性も才能も興味もペースも何もかも、違う別個の存在なんですよね。
③か④のタイプの子は、『まだできないこと』『やりたくないこと』への尊重がすっごく大事!
機が熟していないだけ
もしくは
才能発揮される場所がそこではなくて別にある
克服したい、といういう意志が強くない子の場合、
周りが急かしたり、期待すると、
劣等感や無力感、期待に応えられない罪悪感まで抱いてしまい、
自己肯定感より自己否定感の方が強くなってしまいます。
「好奇心」+「タイミング」=自分の意志
そのことへの好奇心が芽生えてきたら、「今ここ」ってタイミングが訪れる。
そこでできたらもうけもん。
できなければ、どうしたいかは子ども自身に聞けばOK。
自分のことは自分で決めていい!
③④タイプの子どもさんの、本物の自信と自己肯定感はこうやって育ちます。
ゆっくりゆっくりで大丈夫!!
子育てが、安心で楽しいものとなりますように☆彡
さいごまでお読みくださりありがとうございました。
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