こんにちは、kokokakuです。
“待つ”子育ての中でも、できれば早くできるようになってほしい、という気持ちがユラユラしたのが『トイレトレーニング』でした。
『トレーニング』となると、“待つ”子育てとは逆行ですね。
シリーズ9回目の今日は、“待てないようで結局待った”おむつとトイレにまつわるお話です。
おむつの思い込みとこどもちゃれんじ
- 育児書や雑誌に数名の子どもさんの成長過程が載っていて、早い段階でおむつが取れている例だった。
- 毎月届く「こどもちゃれんじ」には、かなり早い段階からおむつはずれやトイレの情報掲載があり、トイレでのおしっこ・うんちに意識が向けられるようなグッズが届く。
- 「ママ次第では1歳前からトイレでのおしっこが可能になることもある」「1歳でおむつが取れた」などの情報が耳に入る。
- 昔は・・・という類の話。
これらが知らず知らずのうちに影響し、
『おむつは早めに卒業させて、トイレでできるようにならなくちゃいけないんだなぁ』
という思考がインプットされていました。
おまるを買ったが未使用
2歳前後、まずはこれを買いました。
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でも、 試してみたけど座っても出ないんですね。
もちろん便座部分をトイレに設置して使うのはもっとNo。
(*後々になって重宝しました)
ほっこりうんちシーン
ちょっと余談ですが、おむつでのうんちシーンってかわいくてほっこりしませんか?
ちょっと大きくなってくると、羞恥心が芽生えてくるようで、隅っこで無言になってやるんですよね。
「うんちの時は危険」とか、そういう動物的な本能が残っているのかな?
隅っこで、でも確実にママが視認できる場所で立ったまま顔を真っ赤にして踏ん張ります。
4歳、5歳でも、うんちだけはトイレじゃなくておむつでしたい子、けっこういるのですが、そんな子はもしかしたら敏感で危機意識の強い子なのかもしれないなぁと想像します。
調べてみると、それを尊重して気長に待つと決めているママもいるようで温かい気持ちになりました。
ちょっとしたきっかけで、誰でもいつかは当たり前にトイレになりますもんね。
パフパフさん
話は戻ります。
3歳すぎた頃のこと。
レストランのレジで支払いをしていると、見知らぬ年配の女性がたけるに声をかけながらおしりをパフパフし始めました。
なんだろう・・・と思っていると、その方が私に言いました。
「何歳?」
私「3歳です」
「まだおむつねぇ」
私「あ、はい(それが何か?)」
「孫がね、ちょうどこの子のいっこ下くらいなんだけど、今おむつはずし練習中なのよ」
というやり取りがありました。
もうヽ(`Д´)ノ 当時の私は、その方の何気ない言動が胸につかえ、まるで
「3歳なのにまだおむつしてるのはよくないこと」
と受け取ってしまいました。
気にすることないのに、わかっていても気持ちをコントロールできなかったのがこの頃の私。
気長に待とうと決めていながら、結局はおむつが取れるまでこの一件が頭から消えることはなかったのが事実でした。
やってみたこと
ママがいくら焦ったとしても、たけるはおかまいなし。
トイレットペーパーに絵を描いて畳んで絵を隠し、おまるに置く。
そこにおしっこをかけたら絵が浮き出てくるってのは?と試してみたり・・・
どれもできることはできるけど、とにかくおしっこの感覚が短いようで、おむつはずれはまだまだ先なのかな?というかんじでした。
おむつバイバイ予告
おむつ代がバカにならない(;''∀'')
これはけっこう切実な課題でした。
おむつ代から解放されるとありがたい・・・
3歳過ぎた頃、そういう思いでクマノミくんの意志をきいてみることにしました。
「あのね、おむつってたくさんお金がかかるのね。できればおむつじゃなくておまるかトイレでやってくれると助かるの。たけるは、どれくらいでおむつバイバイできると思う?」
カレンダーを見せながら聞きました。
たけるが指定したのは3か月後。
3歳8か月にあたる6月18日でした。
「たけるは、練習する?それとも練習しないでいきなりバイバイする?」
と聞くと、
「練習しない。いきなりバイバイする」
という答え。
へぇ~~~。
それから予告した日までは、本当に一切練習しませんでした。
予告日の直前までおしっこの間隔は広がらないし、夜も寝ている間におしっこが出ています。
大丈夫?
いよいよ予告日当日
数日前から予告日が近づいていることを共有していました。
そして当日。
おむつをしないことに何も抵抗はありません。
おしっこの場所は希望により「おまる」です。
間隔は驚くほどノーマル。
夜もおむつはしません。
念のためおしっこを吸収する系のパンツと、水分を通さないシーツで対策をしていましたが、寝ている間のおしっこもピタッとストップ。
不思議でしかありませんでした。
うんちはおまるで
おしっこは、ほどなくトイレでするようになりましたが、うんちは長いことおまるでした。
うんちはいつからトイレでできるようになったかなぁ。
あまり覚えていないのですが、うっすら5歳くらい?
何をきっかけにできるようになったのかも覚えていないくらい、もう何も気にしていなかったようです。
トイレはついてきて
トイレの付き添いは、6歳の間は必要でした。
6歳から7歳にかけて徐々についていかなくていい時が出てきたかんじ。
これが面倒なんですよね。
時々は内心イラっとしましたが、イラっとしたことろで「こなくていい」となるわけでもないので何とかやり遂げたなぁ。
おしり拭いては7歳で完全になくなった
そうそう、「おしり拭いて」はさらに長かったです。
徐々に減っていき、7歳でやっと完全に要求しなくなったかんじです。
7歳10か月の現在、手助けは一切必要ありません。
というわけで、“待てないようで結局待ったトイレ”の完全自立は、ちょうど小学校にあがる頃、でした。
おわりに
おしっこ・うんちは、コントロールの効かない生理現象であるうえに、羞恥心というデリケートな感情が伴うもの。
兄弟の有無、通園の有無だけでも子ども自身の意識に働きかけられるものは違ってくるので個人差も大きいおしっこ・うんち。
もし、その子独自の自然なペースを尊重したいと思われる場合は、(祖父母や先生、ママ友などに)しっかり意思表示した方が良い場面も出てくることがあるかもしれません。
ひとつだけ言えることは、ママ・パパが周囲の「当たり前」よりも、自分の気持ちを優先して尊重してくれたら、子どもはそれをしっかり感じとります。
安心と信頼というかけがえのないものをママ・パパに抱いて、『自分は自分のままでいい』という肯定感が育まれます。
以上、おしっこ・うんちも結局 “待った”こと 、とその結果のお話でした。
子育てが安心で楽しいものになりますように☆彡
さいごまでお読みくださりありがとうございました。
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