『怒りは人間に与えられた“自分の尊厳を守る”ための大切な感情』

こんにちは、kokokakuです。

 

秋を感じる記事を目にする機会が増えてきたこの頃。

まだまだ暑い沖縄でも、日の傾きや長さ、吹く風から少し秋の気配を感じます。

 

 

さて突然ですが、みなさんは最近泣いたのはいつですか?

 

どんな時に、どんなことで泣きましたか?

 

 

私がママになって2年ほど経った時に読んだ本で

『ちゃんと泣ける子に育てよう』

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という本があります。 

ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある

ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある

 

 大河原 美以先生(東京学芸大学教授。臨床心理士)著

内容紹介

思いやりのある子、やさしい子に育ってほしいと願えば願うほど、子どもたちは感情をコントロールできない子どもに育ってしまうのが今の時代の子育ての現実。「わが子をよい子に育てたい」と願っている親、必読の書。

 

この本を読み進める時、私は子どものこと以上に、自分がどれだけ良い子をやって感情を抑え込んで、我慢ばかりしてきたか、涙をこらえてため込んできたかを感じ始めました。

 

そしてそのことがそれまでもその先にも、悪影響はあっても良い影響はひとつもないことに気づかされました。 

 

今日は心の透明さを保つことができるように、

『ちゃんと泣く』=『自然に湧いた感情をそのまま感じ、解放する』

ことをテーマに話を進めたいと思います。

 

 

流せなかった涙

みなさんは小さい頃から流せなかった涙を心の中にいっぱいためてきていませんか。

 

泣いちゃダメ

泣くのは恥ずかしい

泣くのは迷惑

泣いたってどうしようもない 

 

そういう言葉や圧力は、涙や感情だけでなく、

本来のその子らしさを奪ってしまいます。

 

そうやって自分の気持ちや涙を抑えるスキルを身につけて親になった時、

今度は子どもの泣き声や要求・感情によってネガティブなイメージに支配され、

『お願いだから泣かないで、言わないで』

と言いたくなってしまいます。

 

代々、知らず知らず受け継がれて繰り返すのです。

   

涙は、感情とともに解放されることを必要としています。

 

風邪ウィルスのように子どもにうつるママの感情 

先日のこと、対人関係で予期せずつらいことがありました。

でも、再度関わることがない相手だけにいくら考えたところでどうすることもできません。

「考えても仕方ない」と何度も気持ちを切り替えますが、ふとした瞬間にやっぱりそのことが蘇ってきます。

それに、心のどこかに泣いてしまいたい自分がいるのは何となく感知しながらスルーしてしまっていました。

 

しかし、切り替えたつもりでも、悲しい気持ちは空気中を漂う風邪ウィルスのように、敏感で高感度の感受性を持った息子にうつります。

 

以前書いたこの記事に、

www.kokokaku.com

id:asukaksk さんから、

『ママの心が詰まっていない時は、子どもがエスカレートしたり悪循環に陥ることが、実はあまりない』これって心の波動同調的な事もあるんですかね?  

 

というコメントをいただきましたが、まさにそういうことが起こりえるととらえています。

夜泣きがひどい時にこれだと感じたこともありました。

 

巻き込みたくない

それから2日の間息子クマノミくんは、いつもなら反応しないようなことに反応し、泣き出すことが数回起こりました。

 

クマノミくんの遊び相手をするにも集中できなかったりしてギクシャクしてケンカみたいになってしまったり。

 

この現象はこれまでも体験してきていますし、原因もはっきりしていたので、久しぶりに味わうこの気持ちは複雑でした。

 

小さい頃はこんな時、ママを追い込むくらいしつこく大泣きしたけれど、

大きくなったクマノミくんは、何とも言えない表情で小さい部屋に入り、扉を閉じました。

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これ以上クマノミくんをママの感情で巻き込んではいけないと改めて思いました。

 

つらいのは私だけど、クマノミくんにまでつらい思いをさせてしまってる・・・。

 

そう思いながら誰もいない部屋の床に仰向けになりました。

 

 

涙とともに心の中に響きわたった「くやしい」

 

そうしたら、ずっと心が張り詰めていた自分が感じられ、

 

「泣きたい」

 

と思いました。

 

心の奥から絞り出すように流れ始める涙。

 

どんどんあふれ出して・・・

 

つらかった、悲しかった、くやしかった気持ちがどんどん現実になってきて・・・

 

 

 「くやしい!」

という言葉が心の中で響きわたりました。

 

心の叫び

身の周りに起こるトラブルには、ひとつだけでなく、いくつかの意味やサインが隠れている。

そう思っています。

ですから私は、自分に落ち度があったのだろう、その落ち度をさがして、認めて、精進しよう、

相手にはきっと悪気はなく、相手にとって必要なことを私に伝えようとしただけ。

そこに感情がのっかって、その矢が私の心に突き刺さっただけ。

 

と、自分に非をさがし、相手を擁護していたのです。

 

でも心は叫ぶのです。

 

『ちがう!気づいて。ちゃんと真実を見て!あなたは悪くない!

どうしてすぐに相手を擁護しようとするの?

譲っちゃうの?

自分にばかり原因を探そうとするの?

 

 

あなたは今まで相手を信じ、受け止めて、丁寧に丁寧に接してきたじゃない。

その心を相手は自分の都合でないがしろにしたんだよ。

ひどい。』

と。

 

「怒り」は大切な感情

人は誰でも、尊厳が踏みにじられるような扱いを受けると悲しい気持ちになったり、怒りが湧いたりします。

『怒りは、神様が人間に与えた“自分の尊厳を守る”ための大切な感情だ』

という言葉に救われたことがあります。

 

ちゃんと泣いて、涙と一緒に湧き上がってくる感情を感じると、

「くやしい、くやしい」

と心が言っているのです。

 

冒頭で紹介した『ちゃんと泣ける子に育てよう』には、そのことが書いてあるのです。

 

子どもの頃は、湧いた感情をそのまま表現していい。

それが許され、そのまま受け止められ、包み込んでもらうことで、

ありのままの自分を大切にする自尊感情が育ちます。

 

反対にそれが許されず、否定や拒絶で感情を押し殺し、自分の気持ちや存在ををないがしろにする習慣が身についてしまうと、ないがしろにされる現象が繰り返されます。

 

私にはまだ、自分の尊厳より相手の気持ちを優先してしまうところがある。

今回のことはその証拠でもあったと思います。

 

 感情はそのまま感じてその存在を認め、解放してあげよう

感情はコントロールせず、そのまま感じてその存在を認めてあげること。

そして泣いたり、書いたりして解放してあげること。

ないがしろになったのであれば、尊厳を回復させてあげること。

 

そうすることで負の感情が漂うこと、繰り返されることがなくなっていきます。

 

ただ、ママが泣く姿は、子どもの心理に負担を負わせることになりがちなので、

もし心が張り詰めているかんじがしたら、子どもさんが寝た後など、できるだけひとりになれる時間(15分くらい)と空間で解放できるのが最善かと思います。

 

おわりに

これはぜひ、試してみてもらえたらと思います。

泣きながら子どもの頃に自分に戻って、子どもみたいに泣いてもいいし、そんな自分を抱きしめてあげられたらもっと温かいです。

泣いた後、自分の尊厳が回復された後は、心が穏やかで透明になったように感じられるのではないでしょうか。

その分心にすき間があいて、子どもさんとの間にもあたたかさを感じるかもしれません。

さいごまでお読みくださりありがとうございました。

 

 

-書籍案内-

『ママ、怒らないで。』は、子どもの切なる願いであり、インナーチャイルド(幼い頃の自分)の願い。

不機嫌、イライラのルーツを知って、本当の自分らしい自分、自信やゆとりを取り戻す子育て・セラピー本を出版しています。

 

ママ、怒らないで。(新装改訂版)

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