こんにちは、kokokakuです。
みなさんは、直感と直観に違いがあること、ご存知でしたか?
私は意識したことがなく、漢字の使い分けも何となくでやっていました。
今「何となく」と言いましたが、この場合は「直感」の方を指すようです。
この違い、調べてみたら意外にもすごくおもしろかったのです!
【直観力】HSPの特徴
そもそもこの違いが気になり始めたのはこの本に書いてある、「とても敏感な人(HSP)に共通する5つの特徴」をじっくり把握しようとしたのがきっかけでした。
引用させていただくと、
①刺激に敏感に反応する。
②人の影響を受けやすい
③直観力があり、ひらめきが強い
④慎重で、自分のペースで行動することを好む
⑤内的生活を大事にする
改めて自分はどうだろうということで、これをひとつひとつ噛み砕いていたところ、
③の直観力があり、ひらめきが強い。
で足踏み状態になったのですね。
【直観力】質に違い?
「う~ん直観力・・・あるっちゃあると思うし、ひらめき・・・そんな時もある。
でも突き詰めればどうだろう・・・」
夫に聞くと夫は、自分と私のは『直観』のタイプが違う気がすると言いました。
違い?
例えば一緒に買い物へ行くと、自分は目当てのものを探すのが苦手だけど、私(kokokaku)は見つけるのがうまいよね。
例えが的確かどうかは別として、確かに夫と私の直観はタイプが違いそう。
というわけでググってみたら“違い”を知る手立てになりそうなものが見つかりました。
直感と直観の違い
goo国語辞書によると、
直感は
推理・考察などによるのでなく、感覚によって物事をとらえること。
直観は
哲学で、推理を用いず、直接に対象をとらえること。また、その認識能力。直覚。
どうやら、直観の方は哲学的なものであるというところが大きなポイントのようです。
つまり、ちょっと難しいですが、Yahoo!知恵袋のベストアンサーにこう書かれていました。
知識の持ち主が熟知している知の領域で持つ、即時的な知識の形式である。
合理的かつ分析的な思考の結果に概念化された知識の実体が論理的に介在する
でもまだまだスッキリ!とはいきません。
もっとググってみて非常にわかりやすかったのは、 こちらでした。
直観と直感の違いとは?心の目で見て全体を一挙に把握する直観と何となく肌で感じる直感の違い | TANTANの雑学と哲学の小部屋
ここでは
直感は「何となく肌で感じる」もの
直観は「心の目で直接観てとる」もの
と表現されていました。
さらに、
「直感」は、
実際に何かがはっきりと見えているわけではなく、何となく肌で感じるといった触覚に類する認識のあり方である
「直観」の方は、
心の目で物事の本質を見抜いて真実をはっきりと見て取るといった視覚に類する認識である
とのこと。
なるほど~。だんだんイメージできてきました。
ここまでを整理すると、
直感は「感覚で」、直観は「哲学で」物事をとらえるといった違いがある。
日常的なのが直感で、哲学的なものが直観。
「直観」と「直感」どっちでしょう?
Yahoo!知恵袋におもしろい質問と回答がありましたよ!!
次の例文の「」に入るのは「直観」か「直感」、どちらが良いですか?
また、この単語の区別がわかりやすい例文が他にもあれば書いてください。
(1) 質問の文章力からして小学生だと「 」した。
(2) あの車の走り方を見て、事故を起こすと「 」した。
(3) 私はロト6の番号を「 」で記入した。
(4) 真っ暗な部屋に監禁されて時計も無いが、「 」では今5時だ。
(5) 警察官は白骨化した死体を見て、他殺だと「 」した。
(6) アメリカ大統領はトランプが当選すると「 」でわかっていた。
アンサーには1.2.4.5が直観とありました。
経験と知識から導き出されている感じのものが直観ととらえられますね。
そして私も例文を考えてみました。
①この人嘘ついてるっぽいと「 」した。
②この人の目を見て本心を偽っていると「 」した。
③多分浮気していると「 」した。
④この人と結婚すると「 」した。
⑤子ども同士の様子から喧嘩がはじまると「 」した。
いかがでしょう??
もう簡単!になってきていませんか?
答えは、②と⑤が直観。
それ以外は当てずっぽう的な勘ということで直感。
ということになると思います。
こうして比べて見ると、「直観」ってかっこいい!
と思えてきました。
- 物事の本質を奥深くまで見抜いている
- 心の目ではっきりと観て取り、真理の全体を一挙に把握してしまう
そのような認識のあり方というのですから。
ワードがいちいちかっこいい。
そういえば禅的な思想では「直観」が使われます。
まさに心の目で物事の本質を見抜き、真理の全体を一挙に把握する世界。
人知を超えた世界、自然とも一体になって心の目で捉えるような在り方。
修行を積み重ねた職人さんなどがそうですよね。
直観力はHSPの才能
さて、『直観力があり、ひらめきが強い』は、冒頭で紹介したHSPの特徴のひとつでした。
あれれ?実はこれ、日本人に脈々と受け継がれている大切な力なのでは?
全体の20%(5人にひとり)と言われているHSPですが、意外ともっと多いのではないだろうか・・・。
HSPは、敏感・繊細気質、高感度の感受性を持った人。
その気質ゆえ、生い立ちや日常の多くの場面で生きづらさや人との違いを実感しますが、実は優れた才能の持ち主なのですよね。
ご自分(パートナーや子どもさん)の中のHSP気質の度合いを知ることで、もっともっと楽な選択だとか、才能の活かし方を知ることができると思いますよ。
今回ご紹介した本はこちら
子どもさんが敏感という方におすすめの本はこちらです。
子どもの敏感さに困ったら読む本: 児童精神科医が教えるHSCとの関わり方
- 作者: 長沼睦雄
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2017/06/15
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おわりに
ところで、買い物で目当てのものを探すのがうまいのはどっちだろう・・・。
経験と知識も関係しているような気がするけど、心の目というよりは肌で感じる方かな?
どっちかというと直感かなぁ。
探し物上手のみなさんの場合ははどちらが働いていると感じられますか?
直観力、私にも少しは備わっている気がするけれど、卓越はしていないのは確か。
もっともっと物事の本質を見抜き、心の目ではっきりと見て取ってズバッ!と真実を掴めるよう、自分を成熟させたいものだと思いました。
さいごまでお読みくださりありがとうございました。
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