【家事手抜きのすすめ】これもテクニック?時短ワザのアイデアが解いてくれた固定観念

こんにちは、kokokakuです。

 

天候がぐずついたり、寒くなってきたり、だんだん洗濯物が乾きにくい季節になってきましたね。

 

洗濯物が乾いたら畳んで、然るべき場所に収納する。

 

何でもない日常の一コマでした。

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5年前までは。

 

 

洗濯物を畳むこと

私は家事の中でも洗濯物を畳むのは好きな方。

小学生の頃からお手伝いの中で、これだけは気持ちよくやっていました。

 

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子どもが生まれるとままならなくなる家事もありますが、洗濯物は畳める時に畳めばいいのでさほど苦になりません。

 

それに面倒くさがりですが、なぜか洗濯物だけは丁寧に畳みたい派でした。

 

その洗濯物!

ある日突然畳まなくしたのです。

 

時短テク?洗濯物を畳まずしまう!?

『洗濯物は全部、丁寧に畳んでしまうもの』

それに何の疑いもなかった私は、ある日テレビで衝撃の映像を観ました。

大家族のお母さんが、とにかく家事が大変で…と相談します。

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ある時短のスペシャリストの女性が、様々なアイデアやアドバイスで家事を効率化させていってました。

次は洗濯物。

その女性は、大変な量の洗濯物を前に、毅然とした態度と表情で

「洗濯物は畳まずそのままケースにしまいましょう」

と、洗濯物をどんどんしまっていきます。

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もちろんあっという間に片付きました。

 

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「畳まないでいいんだね」

「ね」

 

大事な衣類やシワになって困るものは畳むんです。

だけど下着類やシワになりにくいもの、気にしないものは、家族それぞれの引き出しにポンポンと入れていくだけ。

自分専用の引き出しさえあれば、畳んでいても畳んでいなくても、あとは本人が選んで着るだけ。

 

目が点になって、何かがガラガラと音をたてて崩れるような感覚。

家事の常識の崩壊でした。

 

その映像は私の脳裏に焼き付いて、しばらくの間引っかかっていました。

 

畳まない・・・

畳まない・・・

畳まないでしまう・・・?

 

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うちは大家族ではありません。

 

たったの3人家族だけど、やってみたくなったのです。

 

夫に伝えてみました。

「テレビで子育て中のママに時短をおすすめしてたんだけど、洗濯物畳まずしまうのやってみようかな」

「いいんじゃない?」

 

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やってみました。

 

“大事な衣類以外”は畳まないままふわっとしまいます。

 

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何も支障はありません。

 

誰にも迷惑かけてません。

 

後ろめたさも・・・うん、ない。

 

お風呂の時、引き出しを引いてみます。

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「ふふふ、クチャクチャだねぇ」

「クチャクチャだねえ」

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ニヤッとしてしまいました。

  

手抜きに対する自分への許可

引き出しの中が整っていないと「直さなきゃ」と思うのに、クチャっとしてて「ふふふ」と嬉しくなってるかんじに嬉しくなりました。

 

何かから解放された感覚です!

 

解放感は、自分を縛っていた固定観念が解けたことによるものでした。

 

自分の中で手抜きに対する許可が降りたのです。

 

ちゃんとしなきゃは息苦しい

子育てしてていつも怒ってしまうという悩みを抱えていたあるママは、お母さんが完璧な人だったと話していました。

 

「母は、3人の子どもを抱え、仕事をしながら掃除・片付け・料理など家事の一切を愚痴ひとつ言わず完璧にこなしていました。

なんでもちゃんとしてて、だから私たちもいつもちゃんとしてなくちゃいけなくて。

本当は息苦しかったし、今もちゃんとしてないと自分がすごいダメ人間に思えて・・・すぐイライラしてしまうんです。

私は子どもの相手をするので精一杯。

家事も中途半端で全然ダメなんです。」

 

でもそのママが本当はお母さんに望んでいたのは、ちゃんとしてなくていいからその分もっと子どもだった自分のことを見てほしかった。ちゃんとしてなくても存在そのものを喜んで受け入れて一緒にいっぱい遊んでほしかった、愛情で包み込んでほしかった

ということでした。

 

手抜きは自由への鍵

洗濯物を畳むか畳まないか、それは本当にどっちでもよかったのです。

でもあえてこれをやってみたことで、心にも生活にも、子育てにも、ある種の豊かさがもたらされました。

 

大げさだけど、“どっちでもいい”という自由への鍵を手に入れたのです。

 

ちなみに、正確に言えば「時短」は「手抜き」ではないようです。

でもそれも“どっちでもいい”し、私にとっては「手抜き」の方がより自由。

 

それから手抜きは他の家事にも波及していきました。

 

夫とは手抜きの動機や目的(子どもが満足するほど向き合うには、心にも身体にもゆとりがなければ厳しいから)について話をし、意思疎通していたので、

夫に「今日は疲れてるから夕食は“ほっともっと”で買って良い?」と尋ねることにも後ろめたさを感じなくなりました。

 

「悪いなぁ」という気持ちを持たずに夕食を完全手抜きしていいか尋ねられる自分になれたことへの解放感!

 

その喜びはそのまま子どもとの遊びに還元できました。

 

“どっちでもいい”

今でも畳む時は畳む、できない時や面倒な時は畳まずしまう・・・自由です。

家の中も、片付いている時もあるし、散らかったままの時もある。

本当に、本当に大切なことを大切にするために、できないこと、できなくていいこと、できない時はしなくてOK。

 

できたらスッキリでハッピー。

できなくてもよしと思える自分にハッピー。

 

“どっちでもいい”は、心を楽にするハッピーワードだと思っているのです。

 

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-書籍案内-

『ママ、怒らないで。』は、子どもの切なる願いであり、インナーチャイルド(幼い頃の自分)の願い。

不機嫌、イライラのルーツを知って、本当の自分らしい自分、自信やゆとりを取り戻す子育て・セラピー本を出版しています。

 

ママ、怒らないで。(新装改訂版)

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