こんにちは、kokokakuです。
前回の記事では、息子“たける”が3歳前後だった頃の会話をお伝えしました。
たけるが話す不思議な話は私にとって、日常のありふれたことになってしまっていましたが、頂いたコメントを読んでいてふと、私ももうちょっと詳しく聞いてみたいと思い、たけるに取材を申し出てみました。
たけるが改めて語ってくれたことの多くは、小さい頃から一貫していました。
今はさらに語彙力が豊富になっていて、より具体的で興味深かったので、ここでご紹介したいと思います。
なお、たけるはいたって真剣に答えてくれていますが、根拠を証明できるものはありません。
あくまでも、不思議なことを話してくれる子どもとの会話をのぞき見する程度の感覚でお読みいただければと思います。
そして、この手の話がお嫌いな方は、これより先に進まず、そっと閉じて下さいませ。
神様はどこにいる?
「たけるは神様はそこらじゅうにいるって言ってたでしょ?」
「まぁ、そうだよ」
「そこらじゅうって、例えばどんなとこ?」
「どこでも。海とか、石とか、山も木も、月も、太陽も、あと風も」
「海とか石とか、それ自体が神様なの?それともそれぞれに姿があるの?」
神様に姿はあるの?
「あるよ」
「たけるは見えるの?」
「見えるよ」
「目で見えるの?」
「う~ん」
「もしかして!目というよりはあれかな、第三の目みたいな?心とかに映るかんじなのかな。
えっと、映像が映し出されているかんじとか」
「あぁ、そうだね」
「それなら納得できるなぁ」
自然の神様
海
「海の神様はどういうふうに存在してるの?」
「海の深いところに、大きーーーい神様がいる」
「姿はあるの?」
「姿がある。お地蔵様みたいな姿かなぁ。優しいよ」
「神様は海で何をしているんだろうね」
「守っている」
山
「山の神様はどんなふうに存在するのかな」
「見えない所…それぞれの山の雲の上」
「山の中の見えない所に住んでいるような?」
「あのね、それぞれの山の雲の上。優しいけどちょっとだけ厳しい」
「山の上の方!?意外!上から山を守ってるってことなのかなぁ」
「そう」
草木
たけるはなぜか小さい頃からうちの庭には『みどりしがみつき』がたくさんいると言っています。




(『みどりしがみつき』のイメージ 絵:たける 色付け:kokokaku)
『みどりしがみつき』は、たけるがいつの間にか勝手に呼び始めた名前。
そして、『みどりしがみつき』は、私たちを守ってくれる大事な存在だから、庭の草木を切りすぎてはだめだと言います。
なので、剪定や草刈りの際、パパは必ずたけるに断って、OKが出たら作業を始めるようになっています。
「それは妖精みたいなかんじなのかな」
「そうだね」
「お庭にびっしりいるんだったよね」
「家の中にもいるよ」
「え?草木の妖精なのに、家の中にも入ってくるの!?
それはまた初めて聞くね」
「家の中にもいっぱいだよ。いっぱいいる方がいいの」
「それで、みどりしがみつきは家のみんなを守ってくれるんだったよね」
「そう。人が火の神様(*後述)にお願いしたことを、火の神様がみどりしがみつきに命令して動かすの」
「そうなの?火の神様の子分みたいなかんじなんだ!」
「そうそう」
月
「月の神様はどんな姿でどこにいるの?」
「姿はない。月が神様」
「月そのものが神様なのね?」
「そう」
「パパやママはお月様にお願い事をすることがあるけど、お月様には願い事を聞いてくれる力があると思う?」
「うん」
「お月様の力って強いのかな」
「うん。パワーを届けてる」
太陽
「太陽は?やっぱり姿無い?」
「無い。太陽そのものが神様」
「太陽の神様は何してくれるんだろ?」
「太陽がないと地球死んじゃうよね(笑)」
「そりゃそうだ。すごい神様だね」
石
「石って岩のこと?」
「固い大きい岩はそれ自体が神様。小さいのはみどりしがみつきと同じかんじ」
「小さいのは妖精みたいなのがいっぱいいるってことか。
何のためにいるんだろうね・・・
いや待てよ・・・もしかして、自然にあるもので、人間の生活(地球の営み)に欠かせないものとか、有難いものにはどれも神様が宿っているってことじゃない?」
「そうだね。だから風も」
風
「風はもちろん姿はないよね」
「うん。天空の神様と通じているけど、天空の神様とは違う」
「天空の神様って天の神様???」
「天空の神様。風はその一部みたいなものかな」
「何をしてくれるっていうのは?」
「調整とか?」
「まぁそうだよね、風が無いとだめだもんね。
でもちょっと理解が難しいんだけど、それだったら天空の神様が風を起こしているってことなんじゃないの?」
「ちがう」
「じゃあ・・・やっぱり風の神様もあって、天空の神様と協力して調整してる?」
「そう(厳しい顔)」
電気
「電気って雷のことかな」
「雷っていうより、電気の神様がいないと電気はつくり出せない」
「電気は人間がつくり出しているけど、それにも神様の働きがあるってことかな?」
「そう」
「電気って、水力、火力、原子力だったり、コイルとか道具が揃えば人の力でも発生させられるでしょ?それにも電気の神様の力が必要ってこと?」
「ほら、静電気が発生するでしょ?あれも電気の神様が待ってるからなの」
「待ってる?どういうことかな」
「電気の神様が、目に見えないくらい小さい粉を噴き出せるの。
噴き出して待ってる。
電気をつくるのにはその粉が必要なの!」
もう理解不能(;'∀')
これ以上聞いてもわかりません。
電気の神様はちょっと外させてもらおうと思ったけど、もうひと頑張りしてみました。
とにかく、科学に疎い私が『電気』でググってみました。
電気(でんき、英: electricity)とは、電荷の移動や相互作用によって発生するさまざまな物理現象の総称である。それには、雷、静電気といった容易に認識可能な現象も数多くあるが、電磁場や電磁誘導といったあまり日常的になじみのない概念も含まれる。
電荷(でんか、電気量、英 : electric charge)は、素粒子が持つ性質の一つである。電荷の量を電荷量という。電荷量のことを単に電荷と呼んだり、電荷を持つ粒子のことを電荷と呼んだりすることもある。
難しいけど、あれ?何だかすごい気がする。
素粒子とかいうものってもしかして、たけるの言う粉のこと??
よくわからないけど、何か一致するものがある気がしてちょっと興奮してきました!!
他にもいくつか調べてみて何となくわかるのは、電気は何かと何かが結合して電気になるということ。
で、電気の発生に欠かせない粉(素粒子?)は神様が噴き出したもの。
という解釈でよろしいでしょうか。
こういうのに詳しい方がたけるの話を聞いたらどう思うのかなぁ。
自然そのもの=神様
「これだけ聞いて、何かわかった気がするよ。
自然は神様ってことだよね。
それが無ければ地球が成り立たないもの=神様」
「神様がなければ育たない」
「うん。神様の働きで育ち、繁栄する。すごい。
人間は神様にだいぶお世話になっているんだねぇ」
トイレの神様
「そうそう、家の中。たとえばここ(洗面所・お風呂・トイレ)だったらどんなふうに神様いるの?」
「お風呂にひとりとトイレにひとり」
「見えるの?」
「お風呂は見えるけどトイレは見えない」
「へ~、何で見えないんだろ」
「何でか。それでトイレの神様は火の神様とかよりは弱い」
「弱い?強いとか弱いがあるの?何の強さだろ?」
「トイレの神様にお願いしてもあまり効かない。お願いは火の神様」
「なるほど。トイレをキレイにしたら強くなるとかは?」
「それはあまり関係ない」
「そうなんだ。
まぁでも色々きれいに流してくれるから感謝は大事だね」
火の神様
「火の神様は見える?」
「見えるよ」
「え!どんなかんじ?」
「お父さんとお母さんと子ども、3人いる」
「え?家族なんだ。あ、これも目(肉眼)で見えるんじゃないんだよね?」
「そうだね」
「えっと、火の神様は一番強いんだったよね」
「そう。一番強くてボスなの。守ってくれるし、言うことをきいてくれる力も一番強い。お願い事とかすると、みどりしがみつきとかに伝えて動かす」
*これすごいです!沖縄には、火の神様は、拝めば全ての神様に話がつながるという言い伝えがあって、それと重なります。
床の間
(*うちには小さめの床の間の部屋があって、私とたけるはその部屋に寝ています。)
「床の間は?」
「床の間の神様は小さいよ」
「小さいんだ(笑)」
「うん、これくらい(手のひらサイズ)。
なんでもわかるし、詳しい。博士みたい。答えをくれる。
ボクに何でも教えてくれるのは床の間の神様」
「え?火の神様じゃないの?」
「火の神様が教えることもあるけど、博士みたいに詳しくて、答えをくれるのは床の間の神様。
例えばママやパパがボクに何かを聞くと、その答えをくれる」
「じゃあ、ママがたけるに何かを聞いて、それが夜遅いと、『神様もう寝てるからわからない』っていうでしょ?あれは床の間の神様なんだ」
「そう」
「じゃあママたち良いお部屋に寝てるんだね」
「うん」
「あれ?でもたけるの頭の中にも神様がいるんでしょ?お空とつながってて。
その神様がたけるに教えているわけじゃなかったの?」
「床の間の神様が頭の中の神様に教えて、それをボクに伝えるの」
「あーーー、そういうこと!?
人の中の神様は情報をキャッチする役目なんだ!
だからフタがあるとキャッチできないんだ!!
うわーーーーー(大興奮)」
「そうだよ(冷静)。
床の間が無いところは、自然に床の間になっている部屋がある。
ワンルームだったらその角っことか。
その部屋を大事にするといい」
「具体的(*_*) わかりました(ワンルームとか、どこで覚えたのやら…恐らくYouTubeでしょう)」
HSP・HSCとスピリチュアリティ
たけるが教えてくれたことは、神話や、昔から日本人の生活の中に存在した信仰などから自然と染み付いている知識というか感覚と大差はないのかもしれません。
私たちが移り住み、たけるが生まれた沖縄はさらに神様を信仰する習わしが残る場所。
土地探しをした時、神様の通り道だからどうとか、沖縄では火の神様がどうとか、沖縄の信仰のことを耳にしました。
そして私たち夫婦が沖縄に家を建てて住み始めて以降、火の神様やトイレの神様に手を合わせるようになったことは、たけるのスピリチュアリティに影響を与えていることは確かだと思います。
だからといってたけるが話してくれたことは、たけるのオリジナルで、何度聞いても(根拠のない)自信を持って断言するし、その内容に筋が通っているので驚かされるのです。
そしてそれは私が持っている知識より深くて率直で本質的。
HSP関連の書籍には、これに通じる内容のことが書かれていたのを読んで納得しました。
HSPやHSCの中には、現代の科学では説明しきれないようなちょっと不思議な感覚を持っている人たちがいます。
たとえば、お母さんのおなかの中にいたときのことを覚えていると言う子どもや大人がいます。いわゆる「胎内記憶」の話をするのです。
(中略)
でたらめを言っているのではありません。そういう感覚や記憶を持っている子が確かにいるのです。
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子どもの敏感さに困ったら読む本: 児童精神科医が教えるHSCとの関わり方
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P.64 (第1章 敏感すぎ気質HSCの特性:不思議な感覚や力を持つ子たちもいる)より引用
幼児期から誰にも教えられなくても、人間や生命の不思議を直感的に知っていたり、胎内や生まれてからの記憶や前世の記憶を鮮明に持っていたり、花や動物、モノと話ができたり、人には思えないものが感じられたり見えたりする人たちがいます。
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P.211(第8章エピローグ:HSPならではのメリットと自分らしい生き方とは)より引用
HSCの中には、内面生活が充実しているために外の社会との関わりを持ちたがらない子もいます。「外面生活と内面生活のバランスを見つけるべき」という意見もあるでしょうが、特にHSC、HSPにはごく自然なことです。
多くのHSCが、幼い頃から瞑想的、神秘的な経験をしています。
正式な宗教の指導を受けた場合ではなくても、祈ったり、天使を見たり、天の声を聴いたり、現実世界を超える神秘的な体験をした子もいます。これはあながちおかしなことではありません。
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P.398( 第11章 中学、高校、そして大人の世界へ:精神世界や宗教について)より引用
まとめ
いずれにしても、
“恩恵を受けて生活していることへの感謝や、謙虚な気持ち”
というのはやっぱりとても大事なようです。
謙虚に感謝しつつ、
お願い事は、お月様と火の神様(台所のコンロ)にお願いし、
知恵や答えが欲しい時は、床の間(家の中の東南の部屋・ワンルームなら東南あたり)で瞑想などしてみてはいかがでしょうか?
何か感じられたらすごいですね!
さいごまでお読みくださりありがとうございました。