こんにちは、kokokakuです!
以前、息子が学校に行っていないことについて、理由はおいおい、と申しておりましたが、今回はその理由についてお話したいと思います。
どうして学校に行かなければいけないの?
みなさんは、実は学校へはいかなくてもいいって知っていましたか?
つまり、つきつめれば強制ではないという意味です。
「でも義務教育っていうくらいだから、義務なんじゃないの?」
ですよね。義務なのだから、絶対に行かなくちゃいけないところ。
私もそう思っていました。
義務教育というのは、子どもの学ぶ権利を保障する大人側の義務のことで、子どもが学校へ行く義務ではないのです。
そして、子どもの学ぶ権利は、学ぶ場と学習の方法を選択する自由を含むことを意味しているのです。
とはいえ、『学校に行く』という概念は、あまりにも当然のように、私たちの人生のプログラムに組み込まれていて、行かないは行かないで、いろんな不安が沸き起こってきます。
学校に行かないと何が不安になる?
学校に行かなければならないと思っているが、行けないという場合、次のようなことで親や子が不安や恐怖、罪悪感を抱えてしまいます。
①将来、就職できないのではないか
②社交性や自立心が養われないのではないか
③落ちこぼれた存在として認識されるのではないか
④親を困らせて(悲しませて)しまうのではないか
学ぶ場が学校でない方がいい子とHSC
学校へ行けなくなる子や、行きたくないという子の多くには、
HSC(Highly Sensitive Child)といって、
敏感で 繊細で 高感度の感受性を持った子がいます。
カウンセリングのクライアントさんもその傾向が強い方が多く、大人の場合はHSP(Highly Sensitive Person)といいます。
【HSP・HSCの特徴】
HSPは、敏感で繊細な気質であり、個性であると私はとらえています。
・傷つきやすい
・物事を深く考える
・人の気持ちがわかりすぎてしまう
・慎重である
・集団が苦手
・競争を好まない
これだけでも、学校や社会のペースに適応させられることがどれほど苦痛なことでしょう。
それに、子どもがこういう気質だと、親は余計に“自立”を求めがちで、子どもはますます追い詰められ、心に深い傷(PTSD)を負うのです。
・学校に行かないと社会性が身につかない。
・学校でなければ人間関係を学べない。
そういう考えは相当根強いですが、
「毎日処刑台に上がるような気持ちで通学していたが、家庭にも居場所がなかったんです」
「学校は私にとって地獄でした」
「もし選べて、学校に行かずにすんだら、私にとってはそっちの方が心が健康に育ったのに・・・」
と語るクライアントさんのつらい過去に常に触れていて、
『上下や強制のあるところに本当の人間らしさや個性は健全に育たない』
自然とそう考えるようになりました。
うちの息子はHSC
息子もそんな気質の持ち主なのです。
敏感で繊細で感受性がとても強い。
幼稚園の時点で、息子の様子から、彼にとっては不健康だとわかって家族で話し合って辞めたのです。
独自のペースで独自の好みを成熟させ、それを生業として生きていける、そのための土台を家庭で築く。
「うちはそれで行こう」
と、いろいろあって、いろいろ悩んでそれを選択したのです。
これが、息子が学校に行かない理由の主体です。
入学式にも出ていませんし、ランドセルも持っていません。
幸せになるための決断
将来に不安?
ありません。学校に行かせられたことで負ったトラウマによって『恐怖心』『劣等感』『自己否定感』が強化されれば、そりゃあ将来に様々な苦悩や困難が待ち受けるでしょう。
しかし、家族で選んだ選択肢は、息子や私たち夫婦にも、最も合ったもの。
幸せになるための決断だったのですから。
HSCのお子さんのママ・パパや、ママ・パパご自身がHSPである、またはそういうご家族を知っているという方々に、
『選択肢を増やすことで、もっと楽に楽しく過ごせる』
ということが伝わったら嬉しいです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。