子どもの、好奇心による自発性での『片付け』はすごかった

こんにちは、kokokakuです。

 

先日こんな記事を書きました。

www.kokokaku.com

 

片付けしたい!

きれいな空間で暮らしたい!!

そんな願望を手放してもうすぐ5年というところで書いた記事でした。

 

 

それから4日。

電話でのカウンセリングを終えてリビングに戻ると・・・

 

なんかちがう。

 

きれいになってる

 

きれいになってる!?

 

「なんでー?きれいになってるんだけど!!!!」

 

得意げにはにかむ息子クマノミくん。

 

「片付けたの?」

 

「うん。びっくりした?」

 

危うく涙が出そうになりました。

 

「びっくりした~、なんで?ママを喜ばせたかったの?」

 

「ドッキリ!」

 

「びっくりさせようと思ったんだ!(粋だね~)」

 

クマノミくんは、

使ったおもちゃ → 片付けません

ハイチューなんかの包み紙 → なんとゴミ箱に入れません

描いた絵 → 描きっぱなし

作った工作と道具とゴミ → 片付けません

 

つまり、ストレートに言えば無秩序でだらしない状態なわけです。

 

信じて待つ

【究極の“待つ”子育て】っていうのは、

ただ何も考えずにぼ~っと待っているのではなく、

こだわりぬいてそうしているのでもなく、

彼の気質や個性、可能性を信じて『強要しない』『コントロールしない』という私たち親の態度が“待つ”状態になっているだけ。

 

どんなことも最終決定権はクマノミくん本人にあるわけで、

その結果自分からの片付けはまずありませんでした。

 

言われるのはやっぱり嫌

片付けもゴミも、言葉にはしているのです。

「おぉ!豪快に散らかってるね~。片付けよっか」

「ゴミはゴミ箱に入れてもらいたい」

 

でもそれは言葉にするだけ。

応じなくても2度は言いません。

 

私が代わりに片付けることもあれば、そのまま放っておくこともあります。

別にルールはないのです(→ポリシーではなく私がそういう性質なだけです)。

この記事を書きながら今、クマノミくんに読んで聞いてもらっていたら、クマノミくんが言いました(嫌そ~な顔で)。

「後で片付けるからから言わなくていい」

そう思っていると。

あ~、そうだった。ママも子どもの頃それでプンプン怒ってたヽ(`Д´)ノ

言わないように気を付けよう。 

 

好奇心の力

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そういうわけで、今回の自主的、自発的片付けは奇跡のようで、クマノミくんなりの有言実行だったのです!

 

“待つ”子育てのベースにある、

 

『好奇心が恐怖心を上回る時が必ずくる。子どもの内側から湧いてくる好奇心によって『やりたい』と思った時に挑戦する、それを待つ』

と同じで、

『好奇心が無関心を上回って、好奇心によって「片付けやろう!」』と思う時が

キターーー!

これが “待つ”子育てで味わえる醍醐味なのです。

何というか、クジに当たったような?

つまり突然くるので喜びが大きいんですね。

 

しかもそこには自主的なモチベーションがあるから凄まじい集中力が発揮されたらしく、片付けのクオリティにびっくり。

子どものポテンシャルってすごい (@_@)

 

リアルじゃなければ意味がない

そういえば、先日の片付け記事に、

「我が家には、6歳長男が作った工作やお絵かきがあふれています。捨てると泣いて怒るので、どんどんたまっていきます。いつか、「もう、いらない。」と言ってくれる日がくることを願っています。」

 

 というコメントをいただきました。

勝手に紹介してしまい、申し訳ありません。

ただ、とても共感できました。

まさに同じでしたもの!!

そして、

「捨てたくない」という意志が、私にとってはいじらしくてたまりません。

自分のものに愛着を持つって、小さくてもそこに『自分』があるのを感じられて頼もしくもあります。

 

そしてそして、

ママの願いもいじらしい(≧▽≦)

ママとしては本当に片付かなくて、これさえ捨てさせてくれればシリーズ、けっこうあるんですよね。

写真に撮ってバイバイするとか、断捨離アイデアはいろいろあると思うのですが、ちなみにと思って息子に聞いてみたら、「リアルじゃなければ意味がない」的なことを言ってました。

 

ちなみにうちの場合は、まだ半数以上残っていますが、あることがきっかけで2度、大放出チャンスがありましたよ。

その時は、それまでは絶対ダメ!だったものをあっさり「いらない」と言うのでびっくりしたり。

待ってたらこういうチャンスがちゃんとあるので「その時がくるまで待ってていいや」という気持ちが、今の方が強いです。

 

おわりに

私の発信は、HSC(敏感・繊細・高感度の感受性・共感性を持った子)な子をベースとした発想からきています。でも、そうでなくても

『ママも子どもさんも、ゆっくりゆっくりでいいんだよ』

比べたり、焦ったりしなくていい。

そう思って楽になれるように、クマノミくんの『ゆっくり具合』と『待った結果』、あと『待ちの経過』を記事にしています。

 

さいごまでお読みくださりありがとうございました。

 

 

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『ママ、怒らないで。』は、子どもの切なる願いであり、インナーチャイルド(幼い頃の自分)の願い。

不機嫌、イライラのルーツを知って、本当の自分らしい自分、自信やゆとりを取り戻す子育て・セラピー本を出版しています。

 

ママ、怒らないで。(新装改訂版)

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